2006年12月1日 場所を変えて再開。
でも、ほとんど日常のだらだら話ばかりで、鳥の話は滅多にないと思われます。むしろ虎ばか・・・。
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一昨昨年以来、毎回、参加させてもらっている(勝手に)恒例のFPDM「秋の野外観察会」・・・今回は2009年10月に認定された日本ジオパーク「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」7ヶ所のジオサイトを巡る、集合8時30分・解散16時のこれまでよりもちょっと長めの観察会である。
いつもなら、最短距離となるR157ルートを使うのだが、朝の冷え込みで標高700mの県境(谷トンネル)付近の状況が心配だったので、北陸道・福井北ICからの遠回りルートを採用・・・急がば回れだが、いつもとは違う風景を見ることができるからこれもまた良いものである。
道路の状態と併せて気がかりなのは、今回もまた空模様・・・天気予報は昨年と反対の「雨のちくもり」で既に晴れてはいるが、行き先がほとんど山の中だけに当てにはならない・・・とにかくとっとと雨雲が去ってくれることを祈るのみ・・・とりあえず、晴れ間の中、観察会がスタート!
まずは一つ目のジオサイト「北谷の恐竜発掘現場」・・・言わずとしれたフクイサウルス、フクイラプトルなどの恐竜化石が発掘された現場・・・今回、唯一の化石が期待出来る場所である。あいにく説明を聞いている途中から雨が降り出したが、傘を差しながら、岩塊(一応、調査済み)を割って化石探しを開始・・・で、三回ほど割ったところで貝の化石が出現!とりあえず、講師の方に確認に行くと「早速、出ましたね!」と一言、「貝ですね。」と応えると・・・「いや、カメの甲羅です!」との言葉が!!いやぁ、出ました、出ました・・・初めての爬虫類の化石だ。
が、脊椎動物の化石はFPDMの研究室行きということで・・・写真だけ撮って謹呈!でも、カメの甲羅の化石がどんなものか判っただけで何より・・・きっとどこかでいきてくるに違いない。
結局、このあと、二つほど貝の化石をゲットして、作業は終了・・・例によってクリーニングは大変そうだ。
二つ目のジオサイトは「暮見川沿いの露頭」・・・ここは経ヶ岳火山の一番下の部分の地層と言われる場所だそうで火山岩を観察、北谷の約1億2千万年前から、一気に100万年前の時代へとやって来たのであった・・・。
「暮見川」から「芳野ヶ原」を経由して、三つ目のジオサイト 「スキージャム勝山リフト乗り場の露頭」へ・・・ここはさらに時代が進んだ70万年前に法恩寺山火山から流れ出た溶岩が作った地形の中にあり、黒曜石のように鋭く割れる「ガラス質安山岩」が見られる。確かにハンマーで割ってみると・・・石器の元のように割れた。そろそろハンマーが欲しい・・・。
続いて、ゲレンデの中を通って、四つ目のジオサイト 「御堂(おど)ノ滝付近」へ・・・天気も良くなり紅葉も実に綺麗である・・・この辺りでは経ヶ岳火山の一番下の地層=100万年前(滝の周辺)とさらに古い6500万年前の地層(女神川の周辺)を観察・・・滝の手前にある柱状節理は思ったほど大したものではなかったが、滝自体はなかなか見事・・・やっぱり滝は良い(謎)
五つ目のジオサイト「福井県自然保護センター」で昼食をとった後、馬蹄形凹地など経ヶ岳火山地形や山体崩壊の話を聞いて、六つ目のジオサイト 「大矢谷白山神社」へと向かう。ここには経ヶ岳の山体崩壊の際の岩屑なだれで運ばれた「伏石(ぶくいし)」と呼ばれる岩塊の中でひときわ大きいものがあるということだったが・・・実際に見てその大きさにびっくり、その昔、その岩陰に泰澄大師が泊まられたそうだが・・・こりゃ確かに泊まれますわ・・・。白山の百万貫岩とどっちが大きいんだろう???
そして、最後のジオサイトは勝山市役所近くにある「河岸段丘崖」の「七里壁」・・・九頭竜川右岸には2~3段の「河岸段丘」があるそうで、ここはそのうちの一つ・・・延々20数キロも繋がっているため「七里壁」と呼ばれるそうだ。といっても石垣で覆われていて、そう言われないと判らないがけど。ちなみにその昔は「段丘崖」の上位段丘面に城や武家屋敷、下位段丘面に寺社、町屋が築かれたそうな。
この後、FPDMに戻って、めでたく「観察会」は終了・・・特別展に惹かれながらも、「九頭竜」、「白鳥」、「飛騨白山」と道の駅をまわって帰ったのであった。
今回は盛りだくさんでとても楽しかった・・・化石掘りが1ヶ所だけだったのは残念だったが・・・来年の「観察会」が楽しみですなぁ・・・。
「北谷」の恐竜発掘現場(L)、そのパノラマ写真(R)
参加者の神の手を待つ岩塊たち(L)、おやじが選んだ岩塊(R)
「カメの甲羅」が出てきた部分(L)、左端が貝、右二つが甲羅(R)
上右の写真の左部分(L)、右部分(R)
「暮見川」沿いの経ヶ岳火山の地層(L)、その火山岩(R)
「芳野ヶ原」からの眺望(L)、経ヶ岳山頂には雪が(R)
スキージャム勝山リフト乗り場の法恩寺火山の地層(L)、その火山岩(R)
林道から見た「女神川」沿いの紅葉(L)、中腹に見えるのは「釣り鐘岩」(R)
「女神川」(L)、白亜紀終わり頃の地層「濃飛流紋岩類」(R)
「御堂ノ滝」手前の柱状節理(L)、 「御堂ノ滝」(R)
「保月山」の馬蹄形凹地(L)、林道からの勝山市内を望む(R)
大矢谷白山神社の巨大岩塊(L)、岩塊には角張った石が混ざっている(R)
勝山市役所近くの「七里壁」(L)、その案内板(R)
本日の脳年齢:22才1ヶ月(前日比:+2才1ヶ月)
本日の総歩数:7,615歩(前日比:-1,273歩)
いつもなら、最短距離となるR157ルートを使うのだが、朝の冷え込みで標高700mの県境(谷トンネル)付近の状況が心配だったので、北陸道・福井北ICからの遠回りルートを採用・・・急がば回れだが、いつもとは違う風景を見ることができるからこれもまた良いものである。
道路の状態と併せて気がかりなのは、今回もまた空模様・・・天気予報は昨年と反対の「雨のちくもり」で既に晴れてはいるが、行き先がほとんど山の中だけに当てにはならない・・・とにかくとっとと雨雲が去ってくれることを祈るのみ・・・とりあえず、晴れ間の中、観察会がスタート!
まずは一つ目のジオサイト「北谷の恐竜発掘現場」・・・言わずとしれたフクイサウルス、フクイラプトルなどの恐竜化石が発掘された現場・・・今回、唯一の化石が期待出来る場所である。あいにく説明を聞いている途中から雨が降り出したが、傘を差しながら、岩塊(一応、調査済み)を割って化石探しを開始・・・で、三回ほど割ったところで貝の化石が出現!とりあえず、講師の方に確認に行くと「早速、出ましたね!」と一言、「貝ですね。」と応えると・・・「いや、カメの甲羅です!」との言葉が!!いやぁ、出ました、出ました・・・初めての爬虫類の化石だ。
が、脊椎動物の化石はFPDMの研究室行きということで・・・写真だけ撮って謹呈!でも、カメの甲羅の化石がどんなものか判っただけで何より・・・きっとどこかでいきてくるに違いない。
結局、このあと、二つほど貝の化石をゲットして、作業は終了・・・例によってクリーニングは大変そうだ。
二つ目のジオサイトは「暮見川沿いの露頭」・・・ここは経ヶ岳火山の一番下の部分の地層と言われる場所だそうで火山岩を観察、北谷の約1億2千万年前から、一気に100万年前の時代へとやって来たのであった・・・。
「暮見川」から「芳野ヶ原」を経由して、三つ目のジオサイト 「スキージャム勝山リフト乗り場の露頭」へ・・・ここはさらに時代が進んだ70万年前に法恩寺山火山から流れ出た溶岩が作った地形の中にあり、黒曜石のように鋭く割れる「ガラス質安山岩」が見られる。確かにハンマーで割ってみると・・・石器の元のように割れた。そろそろハンマーが欲しい・・・。
続いて、ゲレンデの中を通って、四つ目のジオサイト 「御堂(おど)ノ滝付近」へ・・・天気も良くなり紅葉も実に綺麗である・・・この辺りでは経ヶ岳火山の一番下の地層=100万年前(滝の周辺)とさらに古い6500万年前の地層(女神川の周辺)を観察・・・滝の手前にある柱状節理は思ったほど大したものではなかったが、滝自体はなかなか見事・・・やっぱり滝は良い(謎)
五つ目のジオサイト「福井県自然保護センター」で昼食をとった後、馬蹄形凹地など経ヶ岳火山地形や山体崩壊の話を聞いて、六つ目のジオサイト 「大矢谷白山神社」へと向かう。ここには経ヶ岳の山体崩壊の際の岩屑なだれで運ばれた「伏石(ぶくいし)」と呼ばれる岩塊の中でひときわ大きいものがあるということだったが・・・実際に見てその大きさにびっくり、その昔、その岩陰に泰澄大師が泊まられたそうだが・・・こりゃ確かに泊まれますわ・・・。白山の百万貫岩とどっちが大きいんだろう???
そして、最後のジオサイトは勝山市役所近くにある「河岸段丘崖」の「七里壁」・・・九頭竜川右岸には2~3段の「河岸段丘」があるそうで、ここはそのうちの一つ・・・延々20数キロも繋がっているため「七里壁」と呼ばれるそうだ。といっても石垣で覆われていて、そう言われないと判らないがけど。ちなみにその昔は「段丘崖」の上位段丘面に城や武家屋敷、下位段丘面に寺社、町屋が築かれたそうな。
この後、FPDMに戻って、めでたく「観察会」は終了・・・特別展に惹かれながらも、「九頭竜」、「白鳥」、「飛騨白山」と道の駅をまわって帰ったのであった。
今回は盛りだくさんでとても楽しかった・・・化石掘りが1ヶ所だけだったのは残念だったが・・・来年の「観察会」が楽しみですなぁ・・・。
「北谷」の恐竜発掘現場(L)、そのパノラマ写真(R)
参加者の神の手を待つ岩塊たち(L)、おやじが選んだ岩塊(R)
「カメの甲羅」が出てきた部分(L)、左端が貝、右二つが甲羅(R)
上右の写真の左部分(L)、右部分(R)
「暮見川」沿いの経ヶ岳火山の地層(L)、その火山岩(R)
「芳野ヶ原」からの眺望(L)、経ヶ岳山頂には雪が(R)
スキージャム勝山リフト乗り場の法恩寺火山の地層(L)、その火山岩(R)
林道から見た「女神川」沿いの紅葉(L)、中腹に見えるのは「釣り鐘岩」(R)
「女神川」(L)、白亜紀終わり頃の地層「濃飛流紋岩類」(R)
「御堂ノ滝」手前の柱状節理(L)、 「御堂ノ滝」(R)
「保月山」の馬蹄形凹地(L)、林道からの勝山市内を望む(R)
大矢谷白山神社の巨大岩塊(L)、岩塊には角張った石が混ざっている(R)
勝山市役所近くの「七里壁」(L)、その案内板(R)
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本日の総歩数:7,615歩(前日比:-1,273歩)
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口述業
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道の駅きっぷ・ご朱印・テレビ・山・生き物
自己紹介:
石川県白山市在住のテレビっこおやじ。元鳥ばか・・・ずっと虎ばか、
道の駅きっぷとご朱印を求めて西へ東へ徘徊、たまには甲子園に出没・・・したいが、分不相応に忙しくて思うように徘徊出来ないのが悩みのタネ。
ちなみにお気に入りの選手は、ひーやんと林ちゃん!
道の駅きっぷとご朱印を求めて西へ東へ徘徊、たまには甲子園に出没・・・したいが、分不相応に忙しくて思うように徘徊出来ないのが悩みのタネ。
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